ミシェル・オスロ氏にばったり。パリの国立美術学校にて。
パリにいくつかある美術系の学校のひとつで、国立造形美術大学ENSAD、École nationale supérieure des arts décoratifs。ここにはアニメーションを教えているコースがあり、卒業制作展の際などにはお声がかかるので、欠かさず作品を見に伺っています。ここ何年もフランスは3DCGに力をぐっと入れていて、フランスならではの美的感覚と物語作りをCGを用いて表現する動きが活発で、素晴らしい作品をたくさん送り出しています。学生の作品も、びっくりするぐらい高いレベル。
でもここENSADは、あまり積極的にはCGをやっていません。表現技術以上にどうやって、美術作品として人間の抱えるテーマに肉迫し表現するかが重要視されるので、CGなのかパペットなのかが最重要な縛りではないわけです。
そうした姿勢のこの学校を、私は本当に尊敬していて作品上映もとっても楽しみにしています。それは、毎回大きな発見があるから。今年も、美術表現としても、人間の持つ悩みへの問いかけとしても、強く訴求する作品が数々完成し上映されていました。
(写真は、「L’ÉDUCATION SENTIMENTALE – Sentimental Education」DIr; Paul BOURGOIS)
さてこの会場に、「アズールとアスマール」「キリクと魔女」で知られる世界的アニメーション作家ミシェル・オスロ氏がいらしていました。
あれ、ここで先生やってるのかな? そんな話聞いたような忘れたような。今年の夏、ロカルノ国際映画祭やったときに一緒にお食事をしたっきりでしたので、早速ご挨拶を。すると「なんだ、君はここで学生をやっているのか?」
そんなわけありませんてー。あ、若く見えるのかしらん?、なんて一瞬喜んでみたものの、フランスじゃいろんな年齢の学生がいるんで、そうは直結しないんでしたー。自己ツッコミ。
ロカルノでは、ジブリの高畑勲監督と共に、日本のアニメーションの真髄を語るラウンドテーブルで講演していただきました。(すばらしい内容でした!)
イベント自体は終わって消えてしまうものだけれど、こうやって再会すると点が線になって繋がっていく感覚がします。
さてこの線はその先の何処へつながるのでしょう。
(オレンジのセーターを着ているのが、ミッシェル・オスロ氏。周囲の人も写っているので、まとめてぼかした写真にしちゃいました。失礼。雰囲気、雰囲気。)
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